わかりにくいgoodとniceの違いを感覚的に解説してみる

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皆さん、よい子にしてますか?

おいしいを英語でなんというかにも書きましたが、「good」とniceにはニュアンスの差があります。

「ナイスガイ」
という言葉を聞いたことがあっても、
「グッドガイ」
という言葉はあまり聞き慣れないのではないでしょうか。

また、
「グッドニュース」
という言葉を聞いたことがあっても、
「ナイスニュース」
という言葉はあまり聞き慣れないのではないでしょうか。

ここに、ナイスとグッドの本質的な違いがあります。

今日は、そんなお話です。

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いい人は、good personかnice personか

学校で勉強したわけでもなく、誰かに習ったわけでもないので非常にアバウトなのですが、

「good」=「品行方正」
「nice」=「いい感じ」
というようなニュアンスです。

He is a good person.
He is a nice person.

「good person」だと、いわゆる「いい人」という意味になり、なんの特別性も感じません。
日本語でも、
「佐藤さんってどんな人?」
「いい人です」
と言えば、大した中身がない会話だというのと同じことです。
もっと言えば、
「悪いことをしない人」
というようなニュアンスです。

「nice」はもっと主観的な意味合いが強くなります。
「(佐藤さんはこの前相談に乗ってくれたので)いい人だよ」
「(佐藤さんはイケメン、)いい人よ」
こんな感じです。
心地が良いとか満足などの意味合いが入ります。

と、いうようなニュアンスの違いをいろんな人と話していて感じました。
「nice guy」という言い回しが一般的であるのに対して、「good guy」という言い回しが一般的でないのは、「nice」に主観性が込められているからではないでしょうか。

「good picture」と「nice picture」の違い

となると、きれいな写真は、
「good picture」なのでしょうか、それとも「nice picture」なのでしょうか?

これは難しい課題です。
文脈や個人の主観によって捉え方が変わると思います。

日本語でも、
「素敵な写真ですねー」
「いい写真ですねっ」
と様々な表現があります。

つきi詰めていくと、「good picture」と「nice picture」の違いを見極めるのは、
日本語で言うと、「素敵な写真」「よい写真」「いい写真」の違いを調べることと等しいのです。

ここまで来ると、細かなニュアンスを調べること自体がナンセンスになってきます。
むしろ語調や表情のほうが大事になってくると思いませんか?

文法や単語にこだわるよりも、大きな表情を使って、目を見つめて話すことが国際交流の場では大切だと思うのです。